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2009年1月

自己紹介

え~、気仙沼シリーズ、まだまだ続くのですが、
当ブログが河北新報社が運営するSNS「ふらっと」にて
ただいま注目のブログとしてご紹介をいただいてます。
このようなつたないブログ、お恥ずかしい限りですが
初めて見てくださる方が増えているようなので
この辺で自己紹介も兼ね、このブログを作ったわけを。

仙台でライターの仕事をしてます。
今40代ですが日本酒は20代半ばから好きで
当時勤めてた会社の中で日本酒党の会を作り、
(ってただののん兵衛の集まりですが…汗)
日本酒の種類が豊富な店を開拓しては飲み歩いてました。

(余談。「とうじ」って打つと「杜氏」って出るし
「つくり」と打つと「造り」って出るよ、私の文字変換…)

その後、ワイン、焼酎、泡盛、ウイスキーと渡り歩いたのですが(笑)
松島のステキな酒屋の看板娘さんと出会い、
ふらっとの「みやぎの酒応援隊」の熱い管理人さんと出会い
おいしいお酒と料理を提供してくださる数々の飲食店の方と出会い…いろんな出会いがあって、日本酒に戻ってきました。

あと河北ウイークリーで過去に4度、日本酒の特集を担当させてもらったことも、日本酒にぞっこんになったきっかけのひとつかなあ。

去年、一念発起して「きき酒師」の資格を取得。
“きき酒師は、とってからがスタート!”
というポリシーのもと、日本酒のおいしさや楽しさ、奥深さを伝え広める活動を、自分のできる範囲でやっていこう、と思ったわけです。

きき酒師とはいうものの、きき酒能力には自信ないです^^;
蔵見学に積極的に参加している理由は、
蔵元さんの話をじかに伺って、できるだけその蔵の考えや特徴を知って人に伝えたいし、また例えば「これはどんな酒?」と聞かれてお酒を勧めるときにも、そうした話を付け加えながら魅力を伝えたい、という思いがあります。
幸い、蔵元さん方とも少しずつお知り合いになれてきて
お話も伺いやすくなりました。

県外のお酒も興味津々ですが、まずは純米酒王国である我が宮城県のお酒をしっかり勉強したい(というか飲みたい?・笑)と思ってます。
「ナマイキなこと書いてる」と思われる方もいるかもしれないけど(大汗)、日本酒好きを1人でも2人でも増やしたいという、ただそれだけの気持ちで書いてますので、どうか温かい目で読んでやってくださいね~。
コメント、トラックバックも大歓迎です。
こんな私です。どうぞよろしくお願いします。

蔵見学「男山本店」その2

次に、蔵に入らせてもらって見学。
蔵ではこの日、すべてのほかの仕込み行程を休んで「火入れ」の作業を行っていました。火入れ作業を見るのは初めてです。酒造りの過程において火入れには大きく2つの目的があります。

1.絞った酒の中でまだ生きている酵母の活動をとめ酒質を落ち着かせること。
2.有害な微生物(火落ち菌など)を殺して腐敗を防ぐこと。

男山本店では、出来た酒は1カ月以内に火入れをしているそう。火入れまでの過ごし方、火入れのタイミングをとても重要に考えているそうです。生酒は特別な依頼のものを除いて商品化してないとのこと。この辺にも蔵元さん、杜氏さんの方針が感じられて面白い。

Img_2597お湯の入った釜の中に蛇管(じゃかん)と呼ばれるぐるぐる巻の管があって、酒はその中をゆっくりと通って65℃に熱せられ、火入れした酒を受けるタンクに移されます。タンク1本分火入れするのに1時間半かけるそう。

Img_2601

火入れした酒が入ったタンクに触ってみたら、あったかーい! なんか不思議な感じ! これ、今飲んだらお燗酒なのかな?(笑)

Img_2596Img_2602 65℃をきちんと確保するのに、たいへん気を遣うと説明してくださった鎌田杜氏は18の時に10年くらい男山本店にいらしたことがあるそうで、4年前に菅原社長が呼び戻した方。柔和なお顔と話し方ですが、目がキラキラしてて仕事には厳しそう!って思わせるのがまたステキ…。

鎌田杜氏のもつ雰囲気に惹かれた私、「杜氏をしていていちばんうれしい瞬間てどんな時ですか」と聞いてみました。
その年、最初に流れ出てきた酒の味見て、『ああ、今年はこんないい酒が出来た』と思うときですね」と一瞬口元をほころばせながらおっしゃったのですが、その後すぐに「1年を通してブレのない酒を造っていくことと、毎年同じレベルを保って男山らしさを継承していくことにいちばん気を遣う」と引き締まった表情で話してくださいました。

あと、印象に残ってるのが、とても清潔感があったことです。今までの蔵ももちろんきれいだったんですが、こちらの蔵は本当に隅々まで洗い清められてて清々しさがありました。

蔵見学「男山本店」その1

2009年1月17日・18日、ふらっとのコミュニティ「みやぎの酒応援隊」の主催による「気仙沼蔵元見学ツアー」に参加してきました。とても内容の濃い見学になったので、しばらくはこの気仙沼シリーズをアップしていきます!

気仙沼には2社の蔵元があります。
ひとつは男山本店さん、そしてもうひとつが 角星さん。
気仙沼って仙台からは、ちょっと…いや、けっこう?遠いのでそう気軽には行けないし、どちらの蔵元さんも地元消費が多く、仙台の酒販店や飲食店で常時提供しているところが限られていているので、今回の見学は決まった時からImg_2592 楽しみにしてました。

初日は男山本店さん。
大正元年の創業から造ってる「伏見男山」、宮城県の酒造好適米「蔵の華」100%使用の「華心(かしん)」、そして4年前からの新しいブランド「蒼天伝(そうてんでん)」に最近注目が集まってる蔵です。

最初は会議室で菅原昭彦社長にお話を伺いました。Img_2595

なんとこの菅原社長、宮城県の酒造好適米第一号「蔵の華」誕生のきっかけを作った仕掛け人のお1人でした!

宮城県には造り酒屋の若手グループ「醸和会」というのがあるのですが、平成4年にその会を作ったのも菅原社長。その当時、宮城県の酒蔵では酒を造る米をほとんど県外から買っていました。これでは宮城の地酒と胸を張れないのではないか、と危機感を感じていた菅原社長たちに、当時、県の農業試験場の方が言った言葉は…

酒米が欲しい欲しいと言うが、あなたたちはこの二十年間一度も試験場に足を運んだことがないし『こういう米が欲しい』と言ってきたこともないじゃないか」。

…ショックだったそうです。

とは言っても、その試験場の方も実験的に小規模に酒米を育てていてくれていました。そこから地元の米を使った「本当の意味の地酒」を作ろうという機運が高まり、蔵の華が平成9年に誕生!

現在、男山本店では、さらに地元の米での酒造り体制(地米酒造り)を進化させています。蔵の華や美山錦を地元の農家に契約栽培をしてもらい、その米で酒を造り、できた酒を地の魚介類とともに地元の人たちと酌み交わす機会(「気仙沼おいしんぼ祭」など)も作る。まさに地産地消! 田植えや草取り、稲刈りには蔵からも2、3人ずつ参加しているそうで、会議室にもその様子の写真が展示されていました。

Img_2598 地元消費は約7割くらいとのこと。
地元の人に酒というツールを有効に使ってもらって、地域の発展やコミュニケーションが円滑になってくれたらいい。造って、飲んで、人と人、自然と自然とをつなげられる面白さが、酒造りにはあると思います」と菅原社長。

最後に「コミュニケーションツールであり続けるためにも、自分たちの主張を酒に込めながら衿を正して真剣にきちんとしたものを造っていく責任を感じている」というお話も強く印象に残りました。

つづく。

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