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蔵見学「男山本店」その1

2009年1月17日・18日、ふらっとのコミュニティ「みやぎの酒応援隊」の主催による「気仙沼蔵元見学ツアー」に参加してきました。とても内容の濃い見学になったので、しばらくはこの気仙沼シリーズをアップしていきます!

気仙沼には2社の蔵元があります。
ひとつは男山本店さん、そしてもうひとつが 角星さん。
気仙沼って仙台からは、ちょっと…いや、けっこう?遠いのでそう気軽には行けないし、どちらの蔵元さんも地元消費が多く、仙台の酒販店や飲食店で常時提供しているところが限られていているので、今回の見学は決まった時からImg_2592 楽しみにしてました。

初日は男山本店さん。
大正元年の創業から造ってる「伏見男山」、宮城県の酒造好適米「蔵の華」100%使用の「華心(かしん)」、そして4年前からの新しいブランド「蒼天伝(そうてんでん)」に最近注目が集まってる蔵です。

最初は会議室で菅原昭彦社長にお話を伺いました。Img_2595

なんとこの菅原社長、宮城県の酒造好適米第一号「蔵の華」誕生のきっかけを作った仕掛け人のお1人でした!

宮城県には造り酒屋の若手グループ「醸和会」というのがあるのですが、平成4年にその会を作ったのも菅原社長。その当時、宮城県の酒蔵では酒を造る米をほとんど県外から買っていました。これでは宮城の地酒と胸を張れないのではないか、と危機感を感じていた菅原社長たちに、当時、県の農業試験場の方が言った言葉は…

酒米が欲しい欲しいと言うが、あなたたちはこの二十年間一度も試験場に足を運んだことがないし『こういう米が欲しい』と言ってきたこともないじゃないか」。

…ショックだったそうです。

とは言っても、その試験場の方も実験的に小規模に酒米を育てていてくれていました。そこから地元の米を使った「本当の意味の地酒」を作ろうという機運が高まり、蔵の華が平成9年に誕生!

現在、男山本店では、さらに地元の米での酒造り体制(地米酒造り)を進化させています。蔵の華や美山錦を地元の農家に契約栽培をしてもらい、その米で酒を造り、できた酒を地の魚介類とともに地元の人たちと酌み交わす機会(「気仙沼おいしんぼ祭」など)も作る。まさに地産地消! 田植えや草取り、稲刈りには蔵からも2、3人ずつ参加しているそうで、会議室にもその様子の写真が展示されていました。

Img_2598 地元消費は約7割くらいとのこと。
地元の人に酒というツールを有効に使ってもらって、地域の発展やコミュニケーションが円滑になってくれたらいい。造って、飲んで、人と人、自然と自然とをつなげられる面白さが、酒造りにはあると思います」と菅原社長。

最後に「コミュニケーションツールであり続けるためにも、自分たちの主張を酒に込めながら衿を正して真剣にきちんとしたものを造っていく責任を感じている」というお話も強く印象に残りました。

つづく。

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