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2013年5月

蔵見学「萩野酒造」

もう一カ所、訪ねたのは
栗原市の「萩野酒造」さん。

今年、蔵を建てかえたお話は伺っていたので
ぜひ行ってみたい! と思っていたところ
いつもお世話になっている阿部酒店さんのお口添えで
見学させていただくことができました。

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新蔵。
モノトーンのすっきりした佇まいです。

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中に入ってすぐあるのが、釜と放冷機。
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蔵の中はとてもコンパクトに、動線と、蔵人の安全確保を
よく考えて作られていました。

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酒母室。
「酒母とは」「山廃もととは」という話を
分かりやすくしてくださった、
萩野酒造8代目蔵元の佐藤曜平さん。

そして、曜平さんの説明にいちばん力が入ってるなと感じたのは
麹室を案内していただいた時でした。

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特に”気張って”作った、と話していらした麹室。
麹室を新しくした時、蔵元さんでは
木香がつくことをとても心配する場合が多いのですが、

専用の業者が枯らした木材で、
しかも一ヵ所も節がないものを使って作った

という、この麹室の壁。
美しいですね~!shine
節がないと、掃除しやすいというメリットが。
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そして、床室、棚室、出麹室の3部屋が分かれて
それぞれで行う作業に最適な温度管理ができるようになったとのこと。
これまでは床室と棚室の作業は同じ部屋で行っていたそうです。

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上槽の部屋では、搾りに使う機械がきれいなのに驚きました。coldsweats02
今まで見た中では1位2位を争うきれいさshine

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仕込み蔵も、足場がしっかり。
作業中の転落を防ぐために
タンクが頭を出している部分の高さが考えられてます。

冷蔵庫は大きいものが3ヵ所。
「冷蔵貯蔵をしないと、皆さんに飲んでもらえるお酒はできない」
という曜平さんの言葉に、意識の高さを感じました。happy01

意識が高いと言えば、
宮城の蔵元さんたちは、技術的なレベルもすごく勉強しておられます。
たとえば、大吟醸を搾るタイミングをはかるとき、
微妙な温度調節をしながら、搾れる状態へと導き
何度も分析を繰り返してベストな搾り時をつかむ、
と話をよく聞きます。
他県ではそこまでやっていない蔵がたくさんあるそうです。
(意識、技術、共に高いレベルの蔵は
もちろん他県にもありますけどね!)

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古いほうの蔵も見せていただきました。
平成的な新蔵から、一気に昭和の香り漂う旧蔵。

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前来たときは、ここを見学しましたので、やはり懐かしいです。

蔵のすぐ近くの有壁本陣まで、案内していただいちゃいました!wink

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そして最後に、きき酒(試飲)させていただきました。

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今年、「純米大吟醸 試験醸造酒」
「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2013」
最高金賞を受賞するという快挙も成し遂げた萩野酒造さん。
昔からのメーンブランド「萩の鶴」に加えて
曜平さんが作ったブランド「日輪田」も
日本酒好きの間ではすっかり定着した感がありますが
この「試験醸造酒」は、日本酒になじみがない人への入口として
特に若い世代へのアピールにつながるはずなので、
ぜひ少量ずつでも造り続けてほしいなと思います。

お忙しいなか、ていねいに案内してくださった曜平さんに感謝!
そして、窓口となってくださった阿部酒店さんに感謝です!
ありがとうございました。

蔵見学「寒梅酒造」

今期、2つの宮城の蔵元さんに伺うことができました。

1つめは2月の初旬に「宮城の酒応援隊」の企画で伺った
大崎市の「寒梅酒造」さん。

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「宮寒梅」を醸す蔵元さん。

岩崎社長自ら、案内してくださいました。
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いい笑顔だー!happy02 すてきshine
酒造組合のきき酒などでお会いすると、
いつも気さくに声をかけてくださるやさしいお方です。

東日本大震災で大きな被害を受けた寒梅酒造さん。
その時のことは、昨年伺った際のことをまとめたエントリーで
御紹介しています。(ココです★

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新蔵での造りも2年めに入って、作業をする皆さんも
使い勝手の良さがすっかり身に付いた、という感じでしょうか。

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主軸ブランドの「宮寒梅」は、
宮城県の酒としては少数派と言える香り華やか系のお酒。
それだけに、酒質がダレることに神経を遣い、
品質管理にとても気を遣っておられます。
震災前から冷蔵設備を整えてこられたそうです。
それが、震災を挟んで、蔵を新設したことと相まって
一気に評判が高くなってきている今につながっているのでしょうね。

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酒質の管理というのは自社での管理に加え、
出荷後の流通環境、酒販店での保管環境も大きいもの。
せっかくおいしいお酒を作って、気を遣って管理し出荷しても
その後の扱いや保管がぞんざいなために風味が損なわれて
精魂込めたおいしさが消費者に伝わらないのでは
蔵元さんは泣くに泣けません!

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寒梅酒造さんでは、
酒販店さんから「お宅の酒を扱いたい」という依頼があると
遠方であっても必ず足を運び直接会って、店も見せてもらい
納得してから取引を決める、とのこと。
当然と言えば当然です。
わが子を里子に出す先の環境を、気にしない親がいるでしょうか?
愛情があればあるほど、慎重にならざるを得ないはずです。

米の冷蔵庫も見せていただきました。
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夏場の仕込み用の米だそうです。

そして今年、またもう1つ酒の貯蔵用冷蔵庫を作る予定だそうで
「地震の時に、高く積んであった瓶が崩れてしまったので、
高く積まなくてもいいように」とのこと。
教訓とするにはあまりにも費用が嵩む東日本大震災なのでした。。。

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上品な華やかさと、ふっくらとした旨みがありながら、
さらさらと、風が流れるように心地よく切れていく宮寒梅
shine
震災後に変わった、このラベルもとても品が良く、大好きです。
私の周りにこのお酒の女性ファンが多いのは分かる気がします。

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岩崎社長、お忙しい時期に御案内くださって、
どうもありがとうございました!
見学、ご一緒させていただいた皆様、お世話になりました。

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