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蔵見学2016「蔵王酒造」その2

 
蔵王酒造さん蔵見学、その2です。
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ここは2年前、蔵見学にお邪魔した時、麹室だった場所。
現在は一角を枯らし場として使われてます。
以前はここに大きな自動製麹器がありました。
(今もありますが麹づくりには使われていない)

前回の時に〝設備を新しくすることを検討している〟
というお話が大滝さんからあったのですが、

それがこちら! じゃじゃーん!

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中にいらしたのはちょうど麹の仕事をされていた副杜氏の金子純平さん。

この新しい麹室、酛屋さん(酒母担当の蔵人さん)に作ってもらったのだそうです。夏場は大工をしている方だと聞いて納得~。

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温度差でレンズが曇ってしまったので、若干霞んでますね^^;

この麹の箱(簡易送風機付き大箱)も手づくり。
麹室を新しくすると木香が心配されるのですが
箱自体は2年前に作ってあったものだそうでして
その間に木の香りがかなり飛んだようで
今のところ影響はないそうです。

そして、金子さんが青い手袋をされていますが
これは不必要な菌が入り込むのを少しでもなくすように、
2月初めから手袋をして麹仕事をやり始めたとのこと。
同じ県内の某蔵元さんから教えていただいたそうです。
ただ、素手と違って温度が実際より低く感じるため
温度計をしっかり確認しながら麹仕事をされているとのことでした。

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種麹をふる場所は、使う米の質によって
室に引き込んでからふる場合、放冷機でふる場合と変えているそう。

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もろみを搾る機械、ヤブタの濾板も今期新しくされたとのこと。
プラスチックとシリコン製のものにして
俗に言う「ヤブタ臭」が付く心配や気遣いがなくなったそう

そして良かった点がもう一つ。
おり切れが良くなって搾りのスピードが上がったとのことです。

搾ったばかりのお酒(美山錦 55%精米)をきかせていただきましたが
ピン!として、それでいてジュワッとしたうまみが奥にひそんだ、
なんともきれいなお酒でした~! 楽しみ~!

搾って火入れまではだいたい1週間、
どんなに遅くても2週間以内には行っているそう。
これも近年の蔵王がフレッシュになった理由のひとつですね。

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分析室。
こちらも新しい機械を導入したおかげで
酸度、アミノ酸度、日本酒度、アルコール度数など
分析にかかる時間がぐっと短縮して楽になったそうです。

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最後に限定商品(ココロシリーズ)をきき酒させていただきました。

左上から
爽やかな香りが特徴的な蔵王純米吟醸K。
穏やかな香りでほどよく旨みのある蔵王純米酒K。
左下が
すっきりきれいでバランスの良い特別純米酒K。
凛とした印象が際立つZAO Inspiration。

きき酒しながら大滝さんに伺った中で印象に残ったのが
年末から年始にかけて、1回仕込みをストップして
瓶詰め、出荷を蔵人含めて全員で行うというお話。
「酒を造ることは大切だけど、
瓶詰め、出荷という最終段階の大切さを

全員しっかり分かってることが必要だと思うんです」

 

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蔵王酒造さんにくると
若い方々が真剣に、でもいきいきとして
酒造りに向かい合っている姿にいつも心を打たれます。


大滝さんに、初めての杜氏としての感想を聞くと
「周りに助けられてます」と即答。
その言葉にまたまたおばちゃん心の中でウルウル。。。
周り、というのは、昨年までいらした杉浦杜氏、蔵人さんたち、
そして会社の方々を差しているのはもちろんですが、
おそらく、いろいろと情報交換されている
県内の他の蔵元さんのことも意識されての言葉と
受け止めました。
また、昨年11月、「穣りの宴」の時には
「無事に造りを終えることが、まずは目標」とおっしゃってました。

といいつつ今期は今期なりにチャレンジされていることもあるのでしょうが
体を壊さず、何事もなく、最後まで良い酒が造れますように~、と
またもやおばちゃん心で祈らずにはいられません。

そして、お会いしたことはないのですが
若い彼らに全面的に酒造りを任せている
蔵王酒造の社長さんもすばらしいと思います。
いつかお会いしてみたいです。

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造りでお忙しいなか、丁寧にご説明いただいてありがとうございました!

これから出てくる蔵王酒造さんのお酒も楽しみにしています!

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