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酒の会(宮城県外)

「ふくしま地酒の陣」へ、出陣してきました!

ぶおおぉっ! ぶおおぉーーっ!
(ほら貝の音のつもり)

「皆の者、
日ごろは宮城の酒をえこひいき的にも熱烈に愛するわしであるが、
やはり井の中の蛙となってはよろしくない。
そこで、こたびはお隣の県である福島へ出陣することとした!
いざ参る!」
dash
(↑だれ?)

…というわけでcoldsweats01
12月2日、福島市駅前で開催された
「ふくしま地酒の陣 2012」へ行ってきました。
http://www.f-jizake.jp/

電車にごとごと揺られて、福島駅に到着。
駅から5分ほど歩いた「街なか広場」というところに
大きな全天候型テントを張って、その中で開催されてました。

Img_20121202_114513

12時の開始時間とともに行ったら、
まだ人はまばら。
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テント内中央でぐい飲みを売っていますhappy01

参加者は、まずこれを購入。
ぐい飲みは、大堀相馬焼(1200円)か
蛇の目の8勺きき猪口(600円)。
大堀相馬焼きは福島は浪江町の伝統的焼物なんですってflair
馬の絵が描かれています。
これは走り駒といって、特徴のひとつだそうです。
せっかくですから奮発して大堀相馬焼きの猪口を買いましたよ!rock
Img_20121202_114708

テントの外側に沿って、ずらりと並ぶブースは、
福島市内の12の飲食店さんのブース
それぞれ、自慢の料理や、お勧めのお酒を販売してますnote
日本酒は、1杯60mlで販売。
だいたい300円位のものが多かったですconfident
一店舗につき、5~7種類くらい用意してましたね。
中には10種類用意している店もありました。
全部で約70~80種類あったはずです。coldsweats02
すごいね!
同じ蔵元さんの、いろいろなお酒を飲むことができました。

さあ、ぐい呑み片手に、いざ出陣!!!

1杯目は「麦のはな」さんで、こちらをいただきました!
Img_20121202_115032

花泉酒造さんの「しもふりロ万」。
ややスイートな口当たりで、ラベルの美しさshineといい、女子向けなお酒だー!

肴もいろいろ買ってきました!heart01

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まずは、ふくしまの郷土料理「いかニンジン」!catface
これも「麦のはな」さんのもので、しょう油麹を使っているそう。
酒のつまみにいいですねえー。

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シャモの店「陽風水(ひふみ)」さんの川俣シャモの地鶏焼
炭の香りがする鶏肉がしこしこしてうまい!happy02

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こんなお酒もありました「裏ロ万」
文字が裏返し(笑)。smile

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「酒膳家 古燈」さんのスモーク鴨とスモークチーズ。
これもスモークの香りがほどよくておいしかったなあ。catface

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津波で蔵を流され、現在は山形県長井市で造りを行っている
鈴木酒造店さんの「磐城寿」ももちろんありました。happy01

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途中行われたトークショーには、
鈴木酒造店の蔵元、鈴木大介さんも登場!lovely

Img_20121202_125032

これは「しぞーかおでん お茶の間」さんの
マグロの酒盗クリームチーズ和え。
これ、旨かったなあ!confident
最後はこれをチビチビしながらずいぶん酒がすすみました。

そのほかにも、おでんやら、福島産牛のローストビーフやら
栗バター寄せやら、あれこれ食べて、お腹いっぱいに。。。

お酒は13~4種類くらい飲みました。
(1人でじゃないですよ、味見も含めてねbleah)。
仁井田本家さんというところのお酒がおいしかったです。eye

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朝は人がまばらだったテントの中も
3時ごろにはもうこんな感じで座る場所を確保するのが難しいくらい。
人気ブース前には行列もできたりしてましたよ。happy02

5時ごろからは、日本酒のオークションもあったようです。
大堀相馬焼き協同組合の展示即売、皿絵付けコーナーや、
福島県酒造組合の「きき酒コーナー」「仕込み水コーナー」もありました。flair

地酒が、伝統の器や郷土料理と見事にコラボした
のん兵衛にはめちゃめちゃ楽しい活気のあるイベントでした!

今年初めてとは思えないくらい、よく考えられてた。
勉強になったなあ。。。
宮城でもこういうの、やりたい!

ジコMANナイト その2

11月15日(月)に、葉山町の「しん」にて開催された

「氏金寿し&真海菜食しん&池田酒店Presents
           ~ジコMANナイト!+α~」

神亀酒造の小川原専務という豪華なゲストを迎えて
美味と美酒が繰り広げられる夢のような饗宴。。。

その1からの続きですsmile

揚物は

「唐桑かき新丈 こんにゃく くじらベーコン」

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わーこれ、大好き!!heart04
ふわっふわのしんじょうを、箸でふたつに割ると
中にはほどよく温まったジューシーな牡蠣がsign01
そしてくじらベーコンも温かい出汁で脂がとろりと溶けます…lovely

出汁にもほんのり牡蠣&ベーコンの風味。
もちろん飲むでしょう!

そして牡蠣しんじょうとくじらベーコン
それぞれに違うお酒が出てきました。

小川原専務、こだわってます!

強肴は

「秋刀魚つくねのロールキャベツ」

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秋刀魚と鶏のつくねを
まずは小瀬菜大根でくるんでから
さらにキャベツでくるみ、またまた出汁で。

とにかくこの日、出汁がうまくてうまくて…。happy02
私はすべて飲み干しました。
つくねには小瀬菜大根の茎が刻んで入ってるので
しゃきしゃきの歯ごたえも楽しい!

寿司もラストスパートです。

「小肌と蒸し海老」

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この蒸し海老、肉厚のぷりっぷり!lovely
これが蒸し海老なら
今まで食べてたのはなんだったんだ。。。

そして、こはだ。
この日の口内マリアージュ、べスト賞!happy02shine
神亀純米辛口の55℃との相性がすばらしい!
青魚の旨みだけが口の中に延々と続く贅沢。
そして後味が甘いんです。

寿司の皿ラストは

「煮穴子と生雲丹」

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雲丹は軍艦ではなく握り仕様。
とろりと口の中で溶けてなくなりました。
煮穴子もまた然り。溶けました。

しかし、氏家さんのお寿司は、
ご飯とネタが口の中で一体になる感じ、ハンパないです。
ネタによってしゃりの固さを考えて作ってらっしゃる。
それもものすごく繊細な握り分けです。coldsweats02

汁ものは
「黄金煮うーめん」

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しんの秋名物・秋刀魚の黄金煮をうーめんに乗せて。
開宴から徐々に盛り上がって最高潮に達した興奮を
やさしい味で静かに落ち着かせてくれました。

最後に甘味の
「栗渋皮煮、無花果古酒煮、もどし十郎梅、
         氷結完熟柿、林檎コンポート」

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をしんみりと食べながら、ほとんど放心状態。

しんさんも、氏家さんも、2人とも、すごいよ…catface

ところで。

しんさんには、きょうのお料理を通して
ひとつのテーマがあったそう。
私は「だし」かと思ったのですが、

「おでん」spa

だったそうです。
惜しい?smile

そして、この日のお酒はすべて
料理をいかに引き立てるか、
おいしく食べさせるか、
そのことだけを考え抜かれたお酒
でした。
小川原専務、素晴らしいです。
最後に記念写真。

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また来年もぜひぜひお会いししたいですー。
池田さん、なにとぞよろしくお願いします!
ていうか、蔵に行きたいなあ。。。

本当に素晴らしい夜でした。

両料理人のしんさん、氏家さん
そしてそして、池田さん、
どうもありがとうございました!!!

ジコMANナイト! その1

1月15日(月)は、またまたユニークな会がありました。

「氏金寿し&真海菜食しん&池田酒店Presents
              ~ジコMANナイト!+α~」

登米市佐沼のすし店「氏金寿し」氏家光浩さん

毎度おなじみ「真海菜食しん」根本真さん

そして上杉の燃える酒屋・池田酒店池田雄一さん、

3人のコラボ企画scissors

テーマは「フリースタイル&セッション」

今年最後(たぶん)の最高の饗宴…

とのことで、超!期待して伺いましたhappy02note

会場は葉山町の「しん」さん。

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着いてみるとそこに隠しゲストとしていらしたのは

わー、神亀酒造の小川原専務!!!coldsweats02heart04

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ちょうど1年ぶりです!
(一年前のようすはこちらから)
http://sendaiyokocyo.cocolog-nifty.com/sakenihon/2009/12/post-65a6.html

なんと小川原専務がお燗番で
神亀のお酒に燗つけてくださる
という豪華版。

心なしか漂う軽い緊張感…sweat01

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酒を飲む前に
まずは肝臓の働きを良くしてから、
という、しんさんの思いやりメニュー、
「菊芋の酒粕漬」がまずは出てきて
さあ、宴の始まり始まり!

「新人参とヤーコンのサラダ」

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新人参は噛むほどに甘くて
パプリカはほのかに甘く
ヤーコンはシャキシャキと瑞々しく…
上にさらりと乗ってるのは小瀬菜大根の葉。

お次は温物
「小瀬菜大根の煮浸し 鬼おろしのせ」

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まずは冷たい小瀬菜大根の茎をそのまま味わい
3分の2くらい食べたら、
今度はそこへ温かいだしを注いで
小瀬菜大根のおろしをのっけていただきます。

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うーむ、だしが旨い!shine
だしそのものも旨いし、
小瀬菜大根の茎の風味が加わったあともまた旨い!
最初の三品でなんだか血がきれいになったような(笑)smile

続いて待ってました本日最初の寿司!
氏家さんのお寿司は全部仕事がしてあって、
そのまま食べるようになっています。


大きな体を小さくして
厨房でひたすら寿司を握る氏家さん。

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まずは「ひらめとイカ」。

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イカは口の中でほどけるように包丁の目が入ってます。
氏家さんの技ですね~、こんなイカ食べたの初めてsign01

ひらめは、塩でしめて3日ほど熟成させたそう。

そして寿司第二弾は
「鮪(ひがしもの)の漬けと金華サバ〆」

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これがまた絶品!
鮪の漬け汁には出汁を少し加えてあるそう。
金華サバは酢でしめてこれも3日熟成。

魚を熟成させて出る旨みって
絶対、燗酒に合いますね!wink

おっと、酒のことを書くの忘れてました。

この会、贅沢なことに
ブレンドしたり温度を変えたりして
なんとなんと!
ひと品ずつお酒が出てきました!

たとえば、最初のサラダには
ひこ孫純米大吟醸に小鳥のさえずりの
ハーフ&ハーフを41℃に燗つけて。
煮びたしには、ひこ孫純米吟醸七号酵母を43℃で。
寿司にも、一貫ずつ違う酒が出てくるんですよ!
しかも、何度も言いますが

小川原専務のお燗で!!!

はぁ~…至福とはまさにこのことです。

続いて焼肴。

“しん”の具羅丹(初冬編)。

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しんさんお得意のグラタン仕立てのひと品。
長芋、大根、トマトに仙台麩を
酒粕入りクリームソースで。
上にはフェンネルが入ったハーブ鶏味噌。
これらを、ささっと崩して混ぜていただくと…
んま~~~!!!

燗酒に合うーーー!heart01heart01heart01

しんの中心で燗酒愛を叫ぶ私。

長くなるのでその2へ続きますsmile

「神亀」×「じねんぼう」

またまたディープなお酒の会の話題です。

「神亀酒造 霜月 酒肴会・燗酒爆弾」

爆弾ですよ、爆弾!
それにしても開催が11月15日(日)でしたから
ふと気づけばもう2週間以上経っている!(汗)
スミマセン。

さてさて。

埼玉の神亀酒造から、専務の小川原良征氏がいらっしゃり
池田酒店さん主催で開かれたこの会。
何から書いたらよいのでしょう。

私、正直に白状すると、この会に出るまでは
小川原専務のことをほとんど存じ上げなかったのです。
知っていたことといったら
全量純米酒の蔵の先駆けとして
たいへんご苦労なさった方、ということくらい。
闘う純米酒」も読んだことなかった。
(今読んでます。参加する前に読めば良かったとすごく後悔中…)

それにしても。
最近でこそ全量純米に切り替える蔵が少しずつ増えてきていますが
今から二十数年前にそれをするのは、
どれほどの強い信念が必要だったことか…。
想像がつきません。

私が日本酒を飲み始めたのはちょうど二十年前位。
大吟醸ブームで、吟醸香の高いすっきり飲めるお酒が
もてはやされていました。
私も、いろんな地方の大吟醸をあちこち呑んで楽しんでましたが
次第に「普通の純米酒が好きかも…」
と純米酒を飲むようになっていきました。
当時から食べながら酒を飲む派だったので
今思えば、香りの高い吟醸酒は食事に合わなかったのでしょうか。。。
今も、自宅で食事をしながらのんびり晩酌するには、
吟醸酒で香りの穏やかなタイプか、純米酒がなんだかホッとする。
安上がりな人間ですわ~(笑)。

話がそれてしまいましたが
神亀酒造と、小川原専務については
ググッたらどっさり出てくると思うので
よく知らない私がここであれこれ書くのはやめておきます。

さて、神亀の酒、家で飲んだことはまだないのですが
外で飲む時はいつも燗です。
ふくよかでたっぷりしてて、身体にしんみりと入っていくお酒。
イメージとしては京塚昌子さんみたいな…。
(若い人はわからんか・笑)

初めのあいさつで、池田さんがこう話されました。

「人生でターニングポイントはいろいろあると思いますが、
私はこの酒に出合って人生が変わったといっても過言ではありません…」

1人の酒屋さんにこうまで言わせるって
すごいなあ…。

前置きが長くなりました。

この日の主旨は
神亀酒造のお酒(お燗)と、
泉中央の「じねんぼう」の親方、穂高さんのお料理との
マリアージュをとことん楽しむこと!

しかも、小川原専務自らが
料理に合わせて酒を選び、
ベストの温度に燗をつけてくださる。
なんというぜいたく!

あれこれ書くより、写真を!
007

前菜は
・神亀酒粕の冷やし甘酒
・筋子西京漬け
・温度玉子・干し海苔
・落花生豆腐
・鮪の煮凍り

ここに合わせたのは
「ひこ孫」「小鳥のさえずり」半々ブレンド

009

お造り
・東もの鮪
・炙り〆鯖
・鯛の昆布〆

これには「ひこ孫純米吟醸」

013

焼物は
・牡蠣の柚子味噌焼き
・鴨葱巻照り焼き

これにはそれぞれにお酒を合わせて。
牡蠣にはひやおろし
鴨には昭和58年の大古酒を。
この大古酒は、ほかに54年、57年のを用意してくださっていて
なんと、呑み比べることができました。贅沢だー…。


016

蒸し物
・彩り野菜の蕪蒸し 金目鯛きのこ銀あん

お酒は「ひこ孫 純米大吟醸」を40℃で。


019

強肴
・海老のしんじょ
・帆立酒盗和え
・つぶ貝のソテー赤ワインブルーチーズソース

ひこ孫 純米吟醸」と「ひこ孫」の半々ブレンド
温度は50℃

022

飯物
・蕎麦温麺 鮭のコンフィ仕立
・秋刀魚蒲焼の押し寿司
・はらこ飯の軍艦

わたしのこの日の一番は、秋刀魚蒲焼の押し寿司に、
神亀の純米70℃とかなり熱めにしたのを合わせたもの。
衝撃でした。
青魚の持つ旨みが口の中で増幅する感じ。

023
そして最後の菓子
・川越芋の和風スイートポテト
・栗の渋皮煮 白あん練り

これにはなんと、ひこ孫の純米大吟醸。
ほっこりとやさしい栗と芋の甘味に
こんなに日本酒が合うなんて…驚き!

今、読んでいる「闘う純米酒」の中に、
鳥肌が立つような小川原専務の言葉がたくさんありました。

「個性的である限りはお互い(の蔵)は競争相手じゃない」

「機械は導入したときから壊れ始めるが、人は蔵に入った時から育つ」


日本人でよかった。
日本酒好きでよかった!
そう思えた日本酒の会でした。


小川原専務、じねんぼうの皆さん、池田酒店さん
お世話になりました。
本当にありがとうございました。

「杜の蔵」×「真海菜食しん」

11月6日(金)、上杉の池田酒店さん主催
「杜の蔵 料理と燗酒のマリアージュ」へ行ってまいりました。
6月に続いて、杜の蔵さんの会は2回目。
またまた溝口さんとお会いできました!

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会場は葉山町の「真・海・菜・食 しん」さんです。

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地下鉄北仙台駅から徒歩約5分。
素材の良さを引き出した和の料理と、日本酒の相性をじっくりと楽しめるお店。
暖簾の横には地産地消を提唱する緑提灯が下がっています。

お店に入ってまずきき酒が準備されてました。

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1のお酒を常温で飲んで、次に燗をつけたABCの3種類を飲み
どれが常温で飲んだ1と同じか当てる、というもの。
うーむ。。。温度が違うと難しい。
かなり迷いました…。
(でも、後ほど答え合わせをしたら当たってた! 
やったー!)

杜の蔵は、福岡県筑後地方の蔵元さん。
今年6月の会の模様はこちら。
http://sendaiyokocyo.cocolog-nifty.com/sakenihon/2009/07/post-70bb.html
無農薬栽培・自家精米・全量純米酒造りの蔵元です。

お酒のラインナップは

・大手門純吟ひやおろし
・独楽蔵2年目のひやおろし
・独楽蔵・豊熟純米大吟醸「醇・2006」
・独楽蔵・円熟純米吟醸「玄」2004
・須々許里(すすこり)純米古酒
・独楽蔵「悠五年」純米古酒
・吟香露(ぎんこうろ)

これを「しん」の店主・根本さん懇親のお料理と合わせて、
ひたすら飲む!食べる!のマリアージュを楽しむ会。

最初に「大手門純吟ひやおろし」と合わせたのは

20091106_002

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「岩出山トマトと蔵王大根のおでん」

おいしそうでしょ!

あっさりした出汁の中に出たトマトと大根のやさしい旨み。
そこにひやおろしを流し込むと口の中でさらりと馴染む~。

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「ねっとり里芋煮っころがし、秋茄子のオランダ煮、赤葱の焼き浸し」

これには「独楽蔵2年目の秋ひやおろし」を。

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ひやおろしって、通常はひと夏越したものですが、
これは、ふた夏越した19BYもの。より熟成感があります。
こってりしたしょう油と油の味つけが、
燗をつけてまろやかさが増したお酒とぴったりでした。

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お造りの「金華さば〆と生めかじき」
こちらに合わせたのは「独楽蔵・豊熟純米大吟醸 醇2006」。
かすかに、カマンベールチーズのような独特なクセを感じました。
これが生めかじきのとろっとした脂とすごく合う!
〆さばとは今ひとつでしたが、
「合わないと思います。でも合わないことを経験していただくのも面白いかと思って
という溝口さんの言葉に納得。

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さらに待ってましたの「秋刀魚黄金煮」!
これ、骨まで全部食べられるんですよ。ハラワタも入ってそのほろ苦さも絶妙。
お酒は「独楽蔵・円熟純米吟醸 玄 2004」。
マイルドな熟成感が、甘辛く煮た秋刀魚の味をばっちり引き立てます。

その後は古酒2連発!
須々許里 純米古酒」は隧道というトンネルのような場所(年間温度16℃)で
5年以上寝かせた熟成酒。
独楽蔵 悠 5年」は、もう少し気温の高い蔵の屋根裏部屋で
これも5年以上寝かせたとろっと黄金色の熟成酒。
どちらも古酒ならではの熟成香と味わいです。
それがお燗でいちだんと膨らむ…たまりませんね~。。。

その後のお料理は

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「殻付真がき、三陸ムール貝」

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「とうふ入りひと口さつまあげみぞれポン酢がけ 
ぼっけの卵のしょうゆ漬を添えて」
「おでん出汁でせり雑炊」


こんなに! いいんですか! っていうくらい
続々と。
いやーー、旨かったっす!

締めに甘味の「氷結完熟柿 無花果旨煮 山ぶどう羹」をいただきながら
吟香露」っていう吟醸酒粕が原料の香りの良い焼酎をストレートでちびちび。

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20091106_014

もうすっかりいい気分でした。。。

県外のお酒で、ひとつの蔵に限定して
これだけのラインナップを
しかも料理を合わせて味わう機会って、
めったにないです。
大事ですよね、こういう経験。

それから、仕込み水がまたおいしかった。
なんとなくとろみがあるような、柔らかいいい水。
途中で少し酔いがまわってきたので
酒に仕込み水を垂らして飲んでたんですが
酒がとってもまろやかに甘くなりました。

味わいも使う米も水も、そして考え方も宮城とは違う蔵。
お酒って本当に面白い。
今回もどっぷりと堪能いたしました。

お世話になった杜の蔵の溝口さん、「しん」の根本さん、池田酒店さん
どうもありがとうございました!

「杜の蔵」料理と燗酒のマリアージュ

6月13日(土)に泉の「じねんぼう」さんで開催された
杜の蔵 料理と燗酒のマリアージュ」の会レポート。
一カ月近く時間が経ってしまいました(汗)。

杜の蔵さんは福岡県筑後地方の蔵元さんで創業は明治31年。
無農薬栽培・自家精米・全量純米酒造りが蔵のこだわり。
http://www.morinokura.co.jp/index.htm
今回味わう「独楽蔵(こまぐら)」シリーズは“食と合わせてゆっくりじっくりと楽しめる純米酒Img_3102 がコンセプトだそうです。

蔵元からは取締役開発営業部長の溝口晴夫さんがゲストに! おやじギャグ(?)の名手として名を馳せる方だそうですが、この夜は、抑えてらしたんでしょうか(笑)。

ラインナップはこちら!

大手門 純米吟醸 山田錦50%
独楽蔵「然 特別純米」山田錦 大地の輝60%
独楽蔵「玄 円熟純米吟醸2004」山田錦55%
独楽蔵「燗 純米」大地の輝60%
独楽蔵「悠(はるか)五年 純米古酒」大地の輝60%
常陸山三年梅酒

いずれも冷と燗でいただきました。
へえーっ! と思ったのが、この 円熟純吟。
Img_3108 ワインみたいにビンテージのシールが貼ってある!ありですよね、こういうビンテージシール。wink

醸造年度(BY)でももちろんいいんだけど、このほうが日本酒知らない人に分かりやすいかな。

これは高めの温度に燗をつけ、少し冷めたところで甘さが出てくるのがヤマメの塩焼きにバッチリ!ヤマメはじねんぼうの親方が釣ってきたそうです。

燗 純米は、冷やでは少々酸、渋みを感じましたが燗をつけたら丸み、甘味が出てきて地鶏の白肝寄せにめちゃめちゃ合います…。lovely

あと、個人的に「悠 五年 純米古酒」
温めたのが、まろやかでたまりませんでした!
古酒好きな私のストライクゾーンど真ん中!
思わずおかわりしちゃいましたよ。bleah

この夜いただいたお酒の総括的な印象としては、
熟成させたほうがおいしくなるタイプだな、と。
温めてもふくらみが少し感じにくい酒もありましたが
こういうお酒は買って家でねかせておいてもいいのでしょうか?

「じねんぼう」さんの料理も素晴らしかった!happy02
http://r.gnavi.co.jp/t051600/

前菜
海老射込み蓮根
天豆桜塩
あいなめ葛叩き(梅肉 酒煎り塩)
夏野菜のマリネ
焼き雲丹 くちこ

焼物 
水無月山女魚の塩焼き 有馬山椒

強肴
焼きホヤの香草マリネ
ズッキーニの生ハム巻
(おろし玉ねぎとカリンはちみつのソース)
蒸し鮑のソテー ブルーチーズ肝ソース

飯物
鰹にぎり鮨 柚子山椒 フルールドセル

造り
鯖酢〆 黄身酢がけ

変わり鉢
地鶏の白肝焼き
(モモ肉香草焼、砂肝のコンフィ、根曲がり筍)

菓子
三年梅 蜜煮 黒蜜の葛きり
梅香錬り切り三年梅酒と生クリームのソース Img_3105Img_3110Img_3106

Img_3115それぞれのお酒との相性を追求したひと品、ひと品。梅の香りの練り切りに生クリームソースを合わせたデザートと三年梅酒のマッチングには、溝口さんも感心されてました。

はるばる福岡よりいらしてくださった蔵元の溝口さん、
渾身の料理を提供してくださったじねんぼうさん
そして会を企画してくださった池田酒店さん、
お世話になりました!
ありがとうございました。

「いづみ橋」勉強会!

Img_2406昨夜は、上杉の池田酒店さんの主催で、神奈川県の「泉橋酒造」さんから蔵元さんがいらしての勉強会。こちらのポリシーは「酒造りは米作りから」だそうで、酒米を自社の田んぼで作り、米を自社で磨き酒を造る。さらに冬期湛水(冬みずたんぼ)、不耕起栽培を実践して限りなく無農薬に近い形での米栽培へのこだわり。赤とんぼのラベルは、そのシンボルなのだそうです。

そしてなんとこの蔵は、全量純米造りです。つまり造る酒はすべて純米。ちなみに純米王国であるわが宮城県でもそういう蔵は勝山さんだけです。

自社で米を作るということは、たんぱく質の少ない、とことん酒造りに適した米を作れる。イコール、米を信用して必要以上に削らずにいい酒が造れるということ

という蔵元さんのお話に、なるほど、と思いました。

でも全量純米を実現するまでは、やはりずいぶんご苦労があったようです。昔からのお客様で本醸造や普通酒がお好きな方もたくさんいらしたでしょうからね…。宮城県の蔵元さんからも「地元の方から要望が多いので造らないわけには…」と、いう話を伺ったことが何度かあります。私自身は、本醸造もおいしいと思うお酒があるので、必ずしも全量純米がベストとは思っていませんが、それでもその信念を貫く努力、ご苦労には胸を打たれました。

Img_24071時間ほどお話を聞いたあとでいよいよお酒とお料理!きょうは燗酒でいづみ橋を飲むという趣向で大きな鍋で豪快に燗をつけました。

酒のラインナップは

・純米大吟醸
・恵 青ラベル純米吟醸
・恵 赤ラベル純米吟醸
・恵 海老名耕地
・特別純米酒
・純米梅酒 山田十郎

お料理もいろいろ燗酒との相性を試してみてほしい、という趣向に合わせ、さまざまな素材を使って、味付けにも一工夫がされたものがたくさん!

塩釜ひがしもののマグロ赤身や、イカの肝のルイベ、
Img_2408

ブルーチーズソースがかかった焼牡蠣
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生ハムとブルーチーズ、地鶏の白レバーペースト
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等々、和洋にこだわらないごちそうづくし!

肝心のお酒ですが、全体的にいづみ橋さんのお酒は甘さがほとんど感じられない、いわゆる「辛口」。燗にすごく向いてます。冷やだと、愛想がないくらいさっぱりしてるんですが40℃くらいに温めると、ほわん、と旨みが立ち上がってきて、それに促されるように唾液がじわっと出て…。で、後がスイッときれて、また肴に手が伸びる。。。そんな感じでした。

宮城県のお酒は、少しは覚えたつもりだけど、県外になると、まだまだ知らないことばかりだなあ。特に個別の蔵元さんの信念、考え方、姿勢について知る機会は少ないのでとても貴重な経験となった会でした。   

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