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蔵見学(宮城県外の蔵)

福島県、会津若松へ行ってきました。

1月最終の土日で、会津方面へ行ってきました。happy01

旅行をすると、1ヵ所は酒蔵に立ち寄りたい。
ということで、今回はこちらへ。。。

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会津若松の七日町にある「末廣酒造」さんの嘉永蔵へ。
観光客を常時受け入れていて
予約なども特にしなくても30分おきに見学できます。flair

入口から入るとこんな吹き抜けのスペースがnote

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立派ですねえ…。coldsweats01

末廣さんは平成8年に会津美里町に博士蔵を建設して
本社、工場として稼働しています。
博士蔵のほうは最新の設備で
コンピューター制御で温度管理をして造りを行っている一方、
この嘉永蔵では100%手づくりにこだわって
限定酒などの造りを行っていらっしゃるそうです。shine
タンクは小さいものだけで造っています。
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いまは使われていませんが、
回転式の大きな甑(こしき)。up
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古酒を貯蔵する蔵もありましたsign01
30年以上前のものからあるとか。
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使われていない蔵を利用したホール。
時々コンサートが開かれるそうです。

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母屋も見学コースの中に入っています。
木材をぜいたくに使った、素晴らしい家。

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写真がありませんが、広いお座敷には、
松平容保や、徳川慶喜、野口英世の書が飾られてました。

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江戸時代の酒造りのようすが描かれた絵もありました。lovely

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試飲もできます。
奥の5本は、この蔵で造られていてここでしか買えないお酒だそうです。
同じ造りで(山廃 精米歩合60% 酵母も同じ)で
米が違うお酒の飲み比べなどもできました。happy02

そしてここに来たいちばんの目的がこちら!

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蔵喫茶「杏(きょう)」happy02

末廣酒造の中ではいちばん古い蔵で、
明治25年に出来た建物を活かした蔵カフェです。

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見事な欄間heart01。末廣酒造の象徴、扇が見えます。

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そして、吟醸酒ゼリーlovely
ゼリー好きとしては、これが食べてみたかった~note

うっすら黄金色に見えると思うんですが
お店の方がおっしゃるには
ゼリーにした後にもだんだん熟成していって
色も少し濃くなっていくんですって!coldsweats02
私も作ってみようかな?
味わいはほんのりと熟成酒っぽい風味
そんなにアルコールは感じないですが
日本酒らしさはちゃんとあって、おいしい!happy02
ふるふるの柔らかさもちょうどよく、
金箔がまたゴージャスな雰囲気でした。

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前回の会津若松旅行でお世話になった
鶴乃江酒造さんにもちょっと立ち寄ってきましたよ。wink

蔵や歴史を感じる建物が
街中に溶け込んでいる会津若松。
今回が3度目の訪問で、
初めて会津若松駅近くに宿を取り
居酒屋で地酒を飲み、「こづゆ」や「馬刺し」など郷土料理を食べて
地元の酒食を存分に味わいました。
何度訪れても「次はあそこに行きたい」という場所が出てきて、
また行きたくなる魅力的な町です。

山形の酒蔵へ行ってきました その2

山形の蔵、2つめは、
南陽市の東の麓酒造さん。

おっと、その前に寄り道して名物ラーメンをいただきましたよん。

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南陽名物・「淡雪ラーメン」!
スープにも酒粕が溶けていて
さらに上に味噌と酒粕ソースが乗っていて
これらを溶かしながらいただきます。
この酒粕が「東の麓」さんのものなんです。
南陽市内4店舗のラーメン店で提供しているそう。

まず、そのまま食べてみると、あっさり味、
で、味噌と酒粕を溶くと、コクが出てきてこれまた旨い!happy02
野菜もたっぷり入ってましたnote
もし、こちら方面に行かれることがあったらおすすめです!!

いよいよ東の麓さんです。

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製造部長の新藤さんがご案内してくださいました!
毎年、秋の「遊盃の会」でお会いしてる新藤さんに
蔵でお目にかかれるとは、感激!heart01

以前、遊盃の会で、「ブラインドで好きなお酒を決める」、
という趣向があった際、
私が1位にしたお酒が、実は「東の麓」でした。
それ以来、個人的にとても気になる存在だったのです。

東の麓さんでこだわっていることのひとつは、と伺うと
「原料処理をていねいにすること」
という答えが新藤さんから返ってきました。

日本酒造りで原料処理とは、精米、洗米・浸漬、蒸米まで、かな?
東の麓さんでは、
吟醸酒系はもちろん、普通酒に使う米も
限定吸水(ストップウォッチなどで吸水時間を計測して
最短時間で正確な米の吸水率に近付けること)で
浸漬を行っているそう。

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ちょうど吸水の作業中。
これは35%精米の山田錦。
私たちの目の前で吸水率をはかってらっしゃいましたが、
笊2つとも、目標とほとんど誤差がありませんでした。coldsweats02

「限定吸水をすると、吸水ムラが少ないので
蒸し具合が安定するし、麹の場合も均等に造りやすく、
もろみの溶け具合が安定して、管理も順調になる。
結局、後々が楽になるんです」
flair

と新藤さん。
これは、いろんなことに通じる気がしました。think

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 ↑
これは最終工程のところですが
日本酒は、瓶詰めして火入れした後、自然に冷ますと
「火冷め香」というお酒にとってはあまりよろしくない香りが
つくことがあるそうです。coldsweats02
(どんな香りなのか、私は分からないのですが…)

それを防ぐには、急いで冷ますことが必要で
東の麓さんでは、1升瓶から300mlの小瓶まですべて急冷して
火冷め香がつくことを防いでいるそうです。shine
(これも、かなり手間がかかることだろうな、と思います。
他の蔵ではどうなんでしょうか?)

それから、山形県全般に言えることとして、
搾り後の火入れをできるだけ早く、という指導があるそうです。
(確かに、そのことはとても徹底している、と以前も
別な山形県の蔵で聞いたことがあります。
これについては、フムフム…という感じに、
いまはとどめておこうと思います…)sweat01

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東の麓は、すっきり! のお酒。lovely
そして、香りと味のバランスがとてもよかったheart01
日本酒があまり得意でない女性にも好まれるタイプだと思いますが
日本酒好きも美味しさを認める、芯のしっかりしたお酒
あらためて、じっくり飲んでみたいです。

山形の2蔵見学、とても勉強になりましたし、
まだまだ知らないことがたくさんあるなあ、とも思いました。
(不勉強なだけですね・汗)
本当に、蔵の数だけ、個性があります。

お世話になった、長沼(合)さん、東の麓酒造さん
どうもありがとうございました。

山形の酒蔵へ行ってきました その1

これもまた昨年末の話になります。

ひょんなことからライターの本業のほうでお声がけをいただき
山形の蔵元さんを見学させていただく機会に恵まれました。happy01

お隣山形県は、酒蔵を56も有していて
品質のレベルが高い蔵元も数多い酒どころshine
独自酵母や酒造好適米の開発も
かなり早い時期から取り組んできています。
同じく品質には絶対的な自信のあるわが宮城県rock
良きライバル(?)として、気になるお隣さんです。
訪ねた蔵は2社。

誉小桜(ほまれこざくら)や惣邑(そうむら)の
「長沼合名会社」(長井市)と

東の麓(あずまのふもと)の
「東の麓酒造有限会社」(南陽市)です。

まず長沼(合)さんへ。

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誉小桜のほうが以前からの代表銘柄。
惣邑は、平成11年に「純米吟醸 羽州誉」の発売を始めて
平成22年から「惣邑シリーズ」が発売になったそうです。

現在、惣邑に関しては

「山形産の米と山形酵母を使う

という、山形にこだわった造りを行っていて

誉小桜では

「酵母を変えたり県外産米も使ったり


毎年新しいチャレンジ
を行っているとのことです。

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創業は大正5年。
店舗兼母屋は江戸期のもので国指定の有形文化財に登録されてます。

こちらでは、長沼伸行さん、真知子さんのお若いご夫婦が中心となって
5人で酒造りを行っているそうです。
そして大きな特徴のひとつは、槽ですべての搾りを行っているflairこと。
(福島県会津若松市の会津中将さんも、そうでした)。

今回、私は初めて実際に槽で搾る様子を見学させていただきました!happy02

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腰から下が見えているのは伸行さん。
この中がどうなっているかというと…
反対側から撮った写真が、こちら

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真知子さんたちが酒袋にもろみを詰めて伸行さんたちに手渡すと
それを1m以上深さがあろうかという槽の中に
このようにして上半身逆さになって体を入れ、
底からきれいに並べていっていました。

もろみの袋の重さは7~8kgあるそうですから
それを持って、お腹のところでバランスをとって…
いやもうたいへんな重労働です。coldsweats02
しかも蔵の中は寒ーーい!snow
でも皆さん素手ですし意外に薄着です。sweat01
体を動かしていらっしゃるからでしょうか…。
もちろん、着ぶくれては作業ができないでしょうし。coldsweats01

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並べ方にはコツがあるそうです。
酒袋の口は折っているだけですから
並べ方が悪いと、口のところからもろみが漏れてきてしまうそう。coldsweats02

もろみタンクとつながれたホースから
酒袋にもろみを注ぐ「ジャーッ!」という音と
男性陣の息遣いが聞こえるだけ。
キリリと冷える蔵のなかで黙々と作業が続いていました。
長沼さんでは2台の圧力が違う槽を使い分けていて
並べ終えたあとは、最低2日間かけてお酒を搾ります。

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惣邑 羽州誉純米吟醸の23BYの新酒。
香りはとてもほのかで上品!
フレッシュですっきりした飲み口だけど
どことなく、なめらかさも感じるお酒でした。
このなめらかさは、水の特徴からくるのかな?

さて、お次は東の麓さんへ…(つづく)。

「鶴乃江酒造」蔵見学

7月某日 会津若松へ行ってきまして、
その際、七日町の「鶴乃江酒造」さんを見学させていただきました。

鶴乃江酒造さんは、二百年以上の歴史がある酒蔵です。
会津藩御用達頭取をつとめた永宝屋一族で、
寛政六年に分家創業し、屋号を永宝屋と称しているそうです。

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店構え、風情があってステキ!lovely
鶴乃江酒造がある七日町という通りは
大正ロマン調のまちづくりをしていて
蔵を利用したり店舗や石造りの店舗が立ち並んでいます。
街歩きが楽しくなるような通りhappy01
その真中に鶴乃江さんがあります。

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案内してくださったのは、林ゆりさん。
修復作業が入って蔵の中がちょっとごたごたしてますが…
とおっしゃりながら、一ヵ所一ヵ所丁寧に案内してくださいました。

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(後姿ですみません。笑顔の画像は後ほど♪)

蔵は風が通り抜けるので、冬の冷え込みsnowがことのほか厳しく
会津の蔵の中でもいちばん寒いんじゃないかと言われるほどだとかshock
あまりの気温の低さで米が冷えすぎて
洗米で使う井戸水は13~14℃くらいなため
冷えた米をつけると割れてしまうんだそうで
水のほうをわざわざ冷やして使うこともあるそうですよcoldsweats02

地震の影響は少なからずあったとのこと。
蔵の壁がはがれたり、ひびが入っている場所があちこちにありました。
修復を依頼しても、補修材が品薄などの理由でなかなか業者が来られず、
つい数日前、やっと補修が始まったところだそうですthink

ただ、蔵人さんは皆無事rockだったのと、
お酒の損失も比較的軽微だったということです。

このP箱、宮城ではあまり見ない8本入りsign01
(あとで宮城の蔵元さんに伺ったら、昔はあったようですが、
重くて扱いにくいため6本が一般的になったとか)
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これを井桁に組むことによって、積んであっても倒れなかったそう。

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それと、タンクと石の台の間にかませた木材。
これのおかげか倒れたタンクもなかったそうですscissors

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麹室と枯らし場が2階でした!coldsweats02
蒸した米を上にあげたり、出来た麹をまた下ろしたり、
滑車のような(?)装置をつかって手動でやってらっしゃいます。
たいへんそう!!!

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鶴乃江さんには、自動でお酒を搾るアコーディオン様の機械、
いわゆる「やぶた」がありませんcoldsweats02
全部、ふねで搾っているshineそうです。
(上の画像の奥に見えるのが
酒に圧をかける「伊藤鐵工所式」の機械)

また、鶴乃江酒造さんでは、
ゆりさんもお母様も酒造技能士1級の資格を持ってらして
お母様は製麹を担当されているそうですwink

えー、笑ってしまったのが瓶詰め作業の場所で見かけた
瓶詰め機械のネーミング。
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最初、ゆりさんが「びん太くんが…」と話されるので
蔵で付けた愛称でそう呼んでるのかと思ったら
「いえいえ! そういう製品名なんですよ(笑)」とcoldsweats01

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本当だ…。

どんな瓶にもBINBIN詰められる頼もしい充てん機coldsweats01
その名も、びん太クンです!

いいなあ、こういうセンス好きだなあ。

最後には、今問題の放射能についてのお話になりましたthink

日本酒は米と水から作るもの。
その米と水が放射線汚染の危険にさらされたら
酒蔵はどうしたらいいのか。

今年は造りの前には米の検査をし
出来上がってからは出荷前に酒の検査をする予定。

そうなれば、年内に初搾りを出せるかどうか…sweat01
それでも確実な安心安全を目指さないと、とゆりさん。
宮城県でも肉牛の全頭検査を、と言われていますが
消費者を安心させるには、とにかくそれしかないですもんね。。。think
お手数かけますがよろしくお願いいたします。

それにしても、今年の秋からの造りでは
福島の蔵元さんたちは本当にご苦労が多いだろうな…。
(先日は大雨で内陸も大被害を受けたし
神様、そんなに福島ばかりに意地悪しないでよ!と思いました)

見学終了後は、ご主人の洋年さんとのツーショット!

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写真の腕が悪くて画面が白っぽく飛んでしまいましたけど
お2人ともいい笑顔ですよね!heart01

洋年さんには、会津の、そして鶴乃江の本醸造のレベルの高さについても
いろいろお話を伺ったので、いつか飲んでみたいと思いました。

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うれしいことに、9月18日の「遊盃の会」にお2人で参加されるとのこと。
再会が今から待ち遠しいですhappy01note
(「遊盃の会」のチケットはただいま阿部酒店さんにて絶賛発売中!)
お酒は「永寶屋」を買ってきました。
感想については、また後ほどゆっくりと。

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ゆりさん、洋年さん、蔵の皆様、
たいへんお世話になりありがとうございました。
いろいろお話させていただいて、楽しかったです。

9月にまたお会いできるの、楽しみにしています!

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